2022.10.18
第8回(平成26年度)
論 文 賞
【論文】
井田浩三(2013):鷹見泉石「新訳和蘭国全図」原図の考察(地図,51巻1号,2-15.通巻200号に掲載)【論説】
【受賞者】
井田浩三 会員
【受賞理由】
同会員による『鷹見泉石「新訳和蘭国全図」原図の考察』(地図51(1):2-15)は、ヨーロッパ諸国の図書館や古書店を探索のうえ入手した複数の古地図をデジタル化し、GIS技術等を活用してその記載内容を比較分析することで、江戸時代末期に日本で作成されたオランダの地図のルーツを解明したものである。緻密な比較分析は古地図研究の模範となるものであり、かつ現代の技術を活用することにより新たな可能性を示したものとして、高く評価される。